ウツローの考え、

ウツローの考え、

鹿児島在住・元ひきこもり・元ニート・ サブ3 へ挑む、

引きこもりニートから脱出 外に出る編

1年間引きこもりニートだったウツローは周りのサポートもあり脱出しました。
いろんな方々からの援助を受け、無事に一般就職することができました。 
今回は引きこもりニートが外に出るまでの過程を書きました。

引きこもりになった理由

僕は高校卒業後就職しましたが、仕事、人間関係がうまくいかず辞職しました。
やめる直前はロボットのように感情が消えました。
辞職後、落ち込みが激しく、1日中、家に引きこもっていました。
あとから分かったのはうつ病ということでした。

自分のなかで整理がついたら詳しく書きたいです。

引きこもり時の生活

調子がとても悪かった時

主な一日の行動 起きる、泣く、食べる、寝る。
  
何をするのもおっくう。布団から立ち上がれず。
地球の重力が10倍になった感じがします。

重力と葛藤し、2時間後ぐらいに布団から出られます。
ご飯に毒が入っていたら死ねるのになと思いながらご飯を食べ。
毒は入っておらず。  
おいしくもないが、まずくもない。ご飯を食べても味がしない。

新聞、テレビの内容が頭に入ってきません。
大好きだったお笑い番組を見てもクスリとせずに、見終わっていた。
お笑い芸人さんの腕が悪いというわけではありません。

テレビに出ていた芸人さんたちは、就職する前に僕はいつもゲラゲラ笑っていた方々です。
僕の変わりように驚き、怖くなりテレビは見なくなりました。

熱はないのに体がだるく。眠っても、眠く。
仕事のきつかったことを思い出しては、泣き。
  
夕方になると一日を無駄に過ごしたと感じ。
布団で寝て、そのまま死ねたらどれだけいいだろうと思いながら眠り。
翌朝、目覚めたらなぜ死ななかったのだろうと泣いてしまう。

そんな一日です。約1か月ありました。
  
調子が良くなって外に出られるようになっても、
台風、季節の変わり目などでこのような一日を送ることがありました。

調子が少し良くなった時

僕の体調があまり良くならず、母が心配し精神科で診察を受けました。
先生は「適応障害うつ病でしょう」とのこと。お薬を処方していただきました。
臨床心理士さんにカウンセリングを受けるようにもなりました。

心理士さんは1回目に話したときは緊張して何も話せなかった。
回を重ねるごとに話せるようになった。

心理士さんから1週間のタイムスケジュール表をもらい、一日の行動を記録しました。
タイムスケジュール表には 起きて、食べて、寝る のみでした。

お薬を飲むことで、気分が少しマシになりました。

ご飯も味がするようになりました。

  
何となく体が動きそうだと感じ、久しぶりに散歩をしました。
体がびっくりしてました。
「お前ずっと寝込んでいたのに、いきなり動くなよ」と足の筋肉が悲鳴をあげていました。

歩くことが久しぶりすぎて、ぎこちなく。
杖を持って歩いているおばさんに抜かれました。
ショックでした。
 
ただタイムスケジュール表に起きて、食べて、寝るに「散歩」の行動を記録しました。
 

散歩したエピソードを話すと心理士さんから褒められました。
「運動したのですね。」と
嬉しかったです。

心理士さんに週1回、褒められることが生きがいでした。
褒められたいがために外に出ました。

体調が悪く天気の悪い日も無理して散歩に出ました。
無理をしたためか、翌朝、体調がもっと悪くなりました。
散歩は習慣化出来ました。

食べて寝る生活から「散歩」が加わりました。

散歩するときは夕方もしくは夜でした。
理由は2つありました。
1つ目は、僕のうつ病の症状で日内変動がありました。
日内変動は朝は動けず。昼、夕方ごろになると体が動いていけます。
動けるときに動くので、夕方、夜に散歩となります。
まるで太陽のもとに立てないドラキュラのようです。

2つ目は僕の考え方に固執していました。
僕自身がちゃらんぽらんな人、ニートだと周りにバレることが嫌でした。

「昼間に私服で歩いている奴はニート」という今考えると訳分らん考えに固執し、
自分の首をしめているようです。

バレないために夕方、夜など学校帰りの人を演じていました。
引きこもりニートの自分へ引け目がありました。
 

調子がよいとき

 
薬を飲み、散歩し、体が少しずつ動けるようになりました。

頭もすこしさえ初めました。

ワイドショー番組は朝から晩まで同じ内容のものしか放映せず飽きて、
衛星テレビの洋画を見始めました。

新聞の内容も頭に入るようになりました。

引きこもっていた反動から、外へ外へと向いていきました。
「一日に1回外に出よう」と決めました。
台風、暑い日、寒い日、風邪をひいたなどのことがあっても玄関から出ていました。
 

最後に

「どんだけ褒められたいんだよ」と思いながらこの文章を書いてました。
褒められることへの原動力の凄さを感じました。