僕、ウツローはサブ4.5で記録が止まっている。もちろん、目標はサブ4。そんなある日、サブ3の方と出会い、マラソン談義をした。PBやマラソン歴の話になり、タイトル通りに知人は言った。
「サブ4なんて簡単っしょ」
僕はその言葉を聞いて、ひきつってしまった。
追記。2022年12月、第36回青島太平洋マラソンでサブ3.5達成しました。
今の自分なら「フルマラソン完走なんて簡単っしょ」と言えるかもしれない。(※お酒が入ったら言えるかな?いや、そんな強気な発言できない。だって、フルマラソンきついよ)
ちなみにサブ(sub)は「~時間以内」という意味。サブ4.5なら4時間30分以内で、フルマラソンを完走する。サブ4なら4時間以内で、サブ3なら3時間以内ということ。
ウツロー サブ4への挑戦
初フルマラソン編
初マラソンは完走できれば、それでいいと思っていた。
練習では、7㎞走るだけで精いっぱい。ただ練習を重ねるごとに、走れる距離が増えていった。練習を続けていく中で、10㎞を1時間切れるようになった。マラソンは「完走は出来るだろう」と考えられるようになった。
目に見えて成果が出始め、完走することから、タイムを気にするようになった。そこで出てきたのが、サブ4。初心者から中級者の大きな壁、サブ4である。
1㎞を5分41秒で走り続ければ、サブ4。僕にとって5分41秒は速いスピードだ。いくら10㎞を1時間ぐらいで走れても、4時間では40㎞しか走れていない。残りの2.195㎞のスピードを上げないといけない。
練習メニューは、自分が気持ちよく走れるペースで走っていた。ただのジョグだった。距離は多い月で100㎞越すか、越さないかぐらい。
初マラソンの結果はサブ4.5だった。マラソン完走したことに達成感があった。サブ4は次で、達成できるだろうと思った。30kmの壁があった。しかし練習量を増やせばなんとかなる。
この考えは後々、甘かったことが分かった。
フルマラソン2回目編
1回目のときより、練習量が落ちた。練習量は落ちているにもかかわらず、サブ4にこだわっていた。
大会ではサブ4のペースメーカーに、べっとり張り付いていた。15㎞地点あたりで、「このスピードでは42㎞走れない」と体が訴えていた。なんとかハーフ(21.0795㎞)までは、ペースメーカーについて行っていた。しかし、そこまでだった。
残りの距離は歩いたり、走ったりの繰り返し。タイムも1回目よりも遅く、サブ5はなんとか達成できた。
フルマラソン3回目編
2回目のときより練習量が落ちた。月に42㎞も走っていなかった。
いろんな出来事が重なってしまい、身心ともに不調だった。全くダメだった。タイムはサブ6だった。「フルマラソンはこれっきりにしようか」と思ってしまうほど、情けないレースであった。
フルマラソン4回目編
社会人1年目で、学生時代より忙しくなった。平日は家に帰って、バタンキュー。平日は走れなかった。ランニングは休日にしていた。
「フルマラソンはこれっきりにしよう」と思っていて、そこから立ち直れたのはなぜなのか?
理由は2つある。
1つは目は、時間が解決した。
2つ目は、休日の過ごし方を考えさせられたから。休日にショッピングモールに行って、ぶらぶらする。帰宅し、夕日を見て「次の日仕事だー」と考えると1日を無駄にしたと感じ、気分が沈むことが2,3回あった。ぶらぶらするだけでは、リフレッシュできないため身近にできるランニングをした。
運動することによって、「次の日仕事だー」と考えても、気分が沈むことはなくなった。
サブ4は意識しなかった。走ることが楽しかった。1回~3回目までは30㎞の壁があった。30㎞の壁に対象するため、LSDを取り入れた。練習量は、フルマラソン2回目のときと変わらない。
結果はサブ5だった。LSDを取り入れたことで、30㎞以降のスピードの落ちはあるものの、ガクッとした落ちにはならなかった。また一度も歩くことなく、走り続けてゴールすることができた。
マラソン談義後、一緒に走ってくださった。
意地になって、僕はキロ5分ペースで走っていた。「サブ4なんて目前なんですよ。あくまで通過点なんですよ。目標はサブ3.5なんですよ」と言いたいばかりに。会った時には、目標はサブ4と言っていたのに。(;^_^A
キロ5分で5㎞ほど走っていた。暑さもあり、僕は汗ダラダラで、息もゼーハーゼーハーしていた。
サブ3の知人は、汗は流していた。しかし、呼吸は乱れていない。無駄のない走りで、横から見ると、ほれぼれしてしまう。
走っている最中、
ランニングフォームの指摘を受けた。
腰が落ちて走っている。足を上に蹴っている。上に蹴るのではく、斜めと前に蹴る意識を持つ。上半身をちょっと前に傾ける。
追記、サブ3.5達成しました。
第36回青島太平洋マラソン2022で、サブ3.5達成しました。
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