鹿児島のランニングコースを紹介してきた。しかし今春まで、近所ランニングのみで走っていた。コロナ禍で、公園のジョギング・ランニングコースを走りその魅力にハマった。近所ラン、公園の整備されたジョギング・ランニングコースを走ること(以下、公園ランニング)を比較し、メリット、デメリットを挙げていく。
勝手に定義づけ
近所ランニング‥‥自宅からスタートし、自宅にゴールする。コースは自分で決められる。
公園ランニング‥‥ジョギングコースもしくはランニングコースとして整備され、一周何メートルとして案内がされている公園を走ること。
なぜ 近所ランだけ、だったのか?
理由その1 家の近くに、走りやすい公園がなかった。家の近くに公園はあったが、外周50mも満たず、ブランコ、滑り台、鉄棒があるだけ。利用者がジョギングするとは想像してない、狭い公園であった。
車で片道25分ほどの所に、整備されたランニングコースがあった。往復したら50分。
僕はこう考えてしまった。車で往復50分費やし、走るとする。ランニング時間は長くて2時間、短い場合は50分に満たないことがあるかもしれない。50分も車で移動するのは、馬鹿馬鹿しい。公園を走ること、家の周りを走ることは、同じ「ランニング」で変わらないじゃん。
理由その2 インターバル走をしていなかった。
ランニング時はiPhineをウェストポーチに入れ、ランタスティック(現adidas)アプリを使って、スピードを測っていた。ジョグ、ビルドアップ走、LSDなどに、adidasアプリの1キロごとの計測タイムからその日のメニューに合わせて、スピードの上げ下げを行っていた。
インターバル走は、できなくもなかった。(1km×何本の場合)ただ、とても面倒くさかった。
1km走ったら、すぐウェストポーチからiPhoneをとりだし、adidasアプリを開き、一時停止しなけらばならなかった。休みのジョグをした後、adidasアプリを開き、一時停止を解除し、ランニングを再開する。この方法で2回インターバル走をしたが、きつさよりも面倒くささが、勝ってしまう。
以上の2つの理由から、自宅周辺だけで走っていた。コロナ禍でマラソン大会が中止になるまでは。
公園ランニングした経緯
皆さん、ご存じのように新型コロナウィルスの蔓延で、今年の3月からマラソン大会が軒並み、中止・延期になっている。ランニングアプリ「TATTA」を使ったオンライン大会はあるが、(^_^;)
僕もそのあおりを受け、エントリーしていたフルマラソンが中止になってしまった。中止になったフルマラソン大会の開催日、開始時刻に合わせ、マラソンコースを17km走った記事。
↓
uturou.hatenablog.com
2019-20シーズンの集大成で、サブ4を狙っていた大会であった。もちろん、落ち込んだ。
「なんのために走っていたのか?これからコロナが続けば、大会は中止続く。走っていても意味ないじゃん」と考えてしまい、マラソン熱が冷えていた。
そんな気分を変えるべく、ドライブとランニングを兼ね、マリンポート鹿児島に行ってみた。マリンポート鹿児島は、ほぼ平坦な道で桜島が見えた。
アスファルトではなく、足にやさしい舗装がされていた。距離表示がされており、自分が何km走っているのかadidasアプリを見なくてもわかる。とても、ありがたかった。
マリンポート鹿児島の詳しい内容は
↓
uturou.hatenablog.com
近所ランに慣れていた僕には、天地がひっくり返るような衝撃。(/・ω・)/)
車で時間をかけて移動して、ランニングする意味があった。
近所ラン メリット
移動しなくてよい。
自宅で動きやすい服に着替え、準備運動し、走れる。手っ取り早い。公園に行くまでにランニング、もしくは運転する必要がない。公園に行く時間が省ける。
すぐ家に帰れる。
「ケガをした、喉が乾いた、トイレ行きたい、雷が鳴った、腹減った、子供が‥‥、神のお告げが……」など、ランニング中に起こったハプニングに対し、家に帰れば落ち着いて対処できる。
ランニング後、汗をすぐ流せる。
今の時期に走ったら、すぐに汗をかく。もちろん、汗はくさい。自分が嗅いでくさいと感じたら、周りの人もくさいと思うだろう。自宅周辺ランでは、帰ったらすぐにシャワーを浴びれる。くさい匂いとすぐにグッドバイできる。
バリエーションは無限大
公園のランニングコースは同じところを回るだけ。自宅ランは違う。家からスタートし、家にゴールする。道路は枝分かれする分、レパートリーは増える。自宅ランは飽きない。
近所の土地勘
自宅周辺のいつもの同じ道では飽きがくる。飽きないために「今日はここで曲がろうか」「この道、通ったことないから行ってみるか」など、いろんな道を体験したくなる。結果、タクシー屋さん並みに、道に詳しくなるだろう。
近所ラン デメリット
信号で止まってしまう。
ランナーは歩行者であり、信号を守らなければならない。僕は調子よく走っているときに、赤信号で止まってしまうと思わずストレスを感じる。赤信号になっているときは、信号無視したくなる衝動を抑え、その場で足踏みするか、折り返すか、右左折するかなどで対処している。また信号待ちすると、息が整ってしまい練習強度が落ちてしまう。
周りを見て走る
道路にいるのは自分ひとりではない。歩行者、自転車、車、それぞれが自分たちのペースでかつ、お互いが思いやりを持って動いている。前に歩行者がいたら、走るスピードを落とし驚かせないように歩行者を抜かないといけない。登下校時に学校周辺を走ることは勧めません。
スピードは出せません。また不審者と間違われるかもしれません。
横断歩道を走るときは、曲がってくる車、自転車など注意する必要がある。
※僕、ウツローはランニング中、車とぶつかったことがある。かすり傷で済んだが、本当に注意が必要。身をもって経験した。
身体へのダメージ。
アスファルトの道はデコボコせず、平坦で走りやすく感じる。しかし、アスファルトは地面に足を踏んだ時のエネルギーが、地面に吸収しにくく身体へと返ってくる。土、芝などと違い、ケガをしやすい。
近所の目
近所の人は目をとがらせている。「あの人はいつも走っている。健康でいいわね」など、井戸端会議のゴシップネタになるかもしれない。気にしない方にはどうでもいいことだが。
夜間は暗い
夜は暗い。車の多い大通りなどはお店の明かり、街灯、車のライトなどで明るく感じる。一方、街灯もなく人通りの少ない道では、走るスピードを落とす、もしくは走れない場所もあるだろう。夜間はランニング場所が限られてしまう。
※ヘッドライトの重さを気にしなければ、暗くても走れると思う。
公園ラン メリット
足にやさしい。
いつも歩道を走っていた人は驚くであろう。(上で書いたが、僕はそのうちの一人だ)
アスファルトの上を走ることに比べ、練習後の足の張りがあまりない。ケガをしにくいと感じる。
ライバルがいる
公園ランには市民ランナーが集まりやすい。きっと、自分と同じぐらいのペースで走っている方が見つかる。
闘争心で抜くのも良し。ペースメーカーとして付いていくのも良し。
(べったりくっつくと不審がられるので、ある程度距離は保ちましょう)
なかには、レベルが全く違う、異次元の速さで走っている方がいる。その人のランニングフォームを見て、勉強するのも良し。
信号で止まらない。
公園内のランニングコースは信号がない。自分のペースでノンストップ、ノンストレスで走れる。むろんコース内の散歩者、ランナーには接触しないよう気を付けないといけない。
公園ラン デメリット
景色が変わらない。
同じところをぐるぐる回っているので、ゆっくりのジョグ、LSDは飽きがくる。公園のランニングコースはスピードを出してなんぼだと、僕は思っている。
いたるところにはない。
住んでいる場所にもよるが、ジョギング・ランニングコースがある公園が近くにはない。たくさん、あるわけではない。住んでいる場所の近くにある方がうらやましい。
ランニング後の汗対策。
公園にシャワーが設置されていたら、話は別だが。自宅ランのメリットにも書いたが、ランニングは汗をかくし、汗はくさい。汗の処理に自宅周辺ランに比べて、手間がかかる。
最後に
僕は自宅周辺ランと公園ランの二刀流で練習している。
スピード練習(インターバル走、ビルドアップ走、ペース走)などは公園ラン。ジョグ、LSDは自宅周辺ランで行っている。
僕は自宅周辺ラン後、すぐにシャワーもしくは風呂に入っている。汗による不快感はなし。公園ランになると話は別だ。ラン後、汗ふきシート、タオルで体をふき、Tシャツ、ズボンを履き替えているが、それでも不快に感じる。だから、公園ラン後は、公園の近くにある温泉がある場合は直行している。なにか他にいい方法はないかと思案中。