第20回 霧島登山マラソン(9.0km、標高差1,200m)を1時間40分台で完走。コースはほぼ登りで、ランナー泣かせとなっている。
僕は新型コロナの感染、右尻の肉離れで、練習が積めていなかった。大会ではトレイルの登りで、15人ほど抜かれた。情けない。
霧島登山マラソン概要
霧島登山マラソン公式ホームページより引用
競技項目
【登山マラソン コース】(9.0km、標高差1,200m)
《スタート》皇子原公園 ⇒ 第5砂防ダム ⇒ 《ゴール》高千穂峰山頂
※ゴール後は同コースを徒歩で下る。
中間点の給水場(天孫降臨駐車場)からスタート地点まではマイクロバス等での搬送もあります。
制限時間 2時間30分
(第5砂防ダム第1関門:1時間、稜線分岐点第2関門:2時間)
必携品 ウインドシェル
https://universal-field.com/event/kirishima-tozan-marathon/about.html(最終閲覧2022年10月10日)
「競争じゃなく、挑戦。順位じゃなく、達成感。」
↑ は霧島登山マラソンのスローガン。僕にぴったりだった。
【なぜなら、練習不足と疲労により、悪いコンディションで今大会に挑んだからだ。言い訳の始まり】↓
コロナ感染。10日間のランオフ
8月中旬に新型コロナに罹った。
uturou.hatenablog.com
スピード練で肉離れ。7日間のランオフ
コロナから回復したが、普段のジョグスピードで息切れ。ふともも、ふくらはぎ、お尻の筋肉が落ちていた。ジョグを2週間続ける。
その後、スピード練を再開。キロ4分半で、10㎞のペーラン。余裕をもって終われた。しかし、肉離れになった。大事を取って7日間ランオフ。筋トレ、体幹トレはしていた。大会3日前に8㎞ジョグし、肉離れが治ったことを確認。
大会前日に肉体労働
仕事は、ほぼデスクワーク。しかし大会前日に急な予定で、1日肉体労働となった。体はヘロヘロ。家に帰って、バタンキュー。朝4時半、起きる。疲れていて、体が重い。
【言い訳は、これで終わり。】
5時半ごろ、家を出る。高速道路を使い、溝部鹿児島空港ICで降りた。あとは一般道を走る。7時過ぎ、皇子原公園に到着。大会受付を済ませ、参加賞をもらう。
開会式
開会式は8時半からとパンフレットに記載。8時20分に公園に行ったら、もう始まっていた。
スタート地点の皇子原公園から、高千穂峰の頂上はガスがかかり見えなかった。公園は暑くもなく、寒くもなく、半袖半ズボンで快適な気温。天気はくもり。ランニング日和だと思った。
アナウンスがあった。
「頂上は気温12度。風速は10m。」
山は荒れそう。
開会式が終わり、スタートまで時間があった。動的ストレッチ、ジョグする。
皇子原公園からスタート
レーススタート。
ロード 【スタート地点~5.7㎞まで】
1㎞まで集団になっていて、走りづらさはあった。
(ランニング大会に比べたら、集団とはいえないかも)
1㎞め、キロ6切り。心拍数180越え。ペース速すぎた。慌ててペースを落とす。
2㎞、キロ6分10。心拍数170後半。これでも心拍は高すぎる。心拍数は上がらないようにペースを落とすも、170後半。心拍は170から下がらないだろうと悟る。時計とにらめっこするのをやめる。集団がばらつき始め、走りやすくなる。
給水所までの5.5㎞はロード。ほぼ上り坂。心は歩きたがっていたが、周りのランナーは歩いていなかった。負けじと走る。
給水所 【5.5㎞地点】
給水所まで、走りきることはできた。スポーツドリンク1Lと水500mlがあるので、給水所は立ち寄らずスルーする。
トレイル 【5.7㎞~ゴール地点まで】
給水所を過ぎて、トレイルに突入。ここからほぼ歩くことになった。ロードからトレイルへの切り替えが、うまくできなかった。足元を見て歩幅を変えて、歩くことに戸惑う。
ランナー泣かせのトレイル
今まで出たトレランの大会はトレイルでは登り・下り・平坦など、バリエーションがあった。コースが変わるたびに、使う筋肉を分けて走ったり、歩いたりし、ごまかすことができた。
霧島登山マラソンは違う。トレイルは平坦はちょこっと、あとは登りのみ。誤魔化しが効かず、ランナー泣かせのコース。トレイルに入り、周りのランナーの息遣いがより大きくなり、みんな苦しんでいた。
飛ばしすぎた反動が
ロードを飛ばしすぎた反動が、トレイルでやってきた。6.5㎞あたりで、疲労がくる。人が通り抜けられそうな地点があったら、後ろの人に前を譲った。ゴールまで約15人以上、ぶち抜かれぜ!
7㎞地点。ふくらはぎが張る。7.5㎞地点、太もも張る。あとは気力というか、根性で登る。
稜線
稜線に出ると、ガスっていて展望ゼロ。風は強い。Tシャツは汗でビショビショ。寒かった。ウィンドブレーカーはゴールしてから着ようと、我慢。
先にゴールし、下山される方々とすれ違った。「頑張れ」「ファイト」という言葉をもらい、体がなんとか動く。頂上までの最後の木段はきつかった。
高千穂峰 頂上 【ゴール地点】
小屋が見え、もう頂上だと確信。つらかったレースも終わる。ゴールテープを切って安堵と達成感あった。
「競争じゃなく、挑戦。順位じゃなく、達成感。」の意味が伝わった。
真っ先に、カッパを上下で着た。頂上も強風。ガスって展望ゼロ。寒くて早く下山したかったので、1枚だけパシャ。
下山
休む間もなくスタート地点に向け、下山開始。
渋滞
ゴールに向かって登る人と、下山する人が重なり渋滞した。登り優先で、立ち止まる。
自分がされたように、登る方に向け応援する。下っていくうち、「最後尾」と書かれたビブスを着た自衛隊員さんがいた。最後尾ということで、少しは渋滞がマシになるかと思ったが、結局トレイルの終わりまで渋滞。
※登山で渋滞は初めての経験。
渋滞は悪天候の影響だと思われる。天気が良ければ、「仲間のゴールを見届ける」、「頂上でのんびりする」などで、起きないかもしれない。
陸自の車に乗りたい
給水所についた。給水所には目算で30~40人ほどのランナーが車を待っていた。高機動車1台やってきて、ランナーを8人ほど乗せ、出発した。
搬送の案内をされていた女性隊員が一言。
「次は30分後に来ます」
自衛隊の車に乗りたかったが、30分は待てない。
給水所からスタート地点までジョグ
給水所からスタート地点まで、5.5㎞。走ることにした。キロ6分30~7分ぐらいでゆっくり下りていく。スタート地点まで戻り、完走賞をいただいた。
皇子原温泉健康村
宮崎牛弁当を食べたのち、温泉へ。
共通入浴券を使い、鹿児島に帰る道のりにあった「皇子原温泉健康村」に行った。温泉は茶色。桜島のマグマ温泉に似た臭いがした。
交代浴
疲労が薄れるように温泉と水風呂を交互に入った。翌日、肩と太ももが筋肉痛。ふくらはぎが、筋肉痛にならなかったのは意外であった。
霧島登山マラソン攻略法
※「挑戦じゃなく、競争。達成感じゃなく、順位」を求めている方に向け。
天候によって装備は変わる。自己判断・自己責任でお願いします。ちなみに私は速くないので、トレラン装備を準備
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ランニングシューズ
コースの半分以上はロード。トレイルもザレている場所は少ない。鎖場なし。速い方々は、ランニングシューズの方が走りやすいようだ。
トップ選手たちはアディダスのアディゼロプロ、アディゼロジャパン5、アシックスの薄底シューズを履かれていた。厚底カーボンのランニングシューズを、履いている方はいない。
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トレランザックは持たない
コースは9㎞と短い。下山は給水所までの3.5㎞。計12.5㎞ですむ。給水所は1つ。トップ選手たちは、ザックを背負っていなかった。重さはランニングの敵。
ロードで頑張る
ロードはトレイルに比べ、道幅は広く人を抜けやすい。逆にトレイルは、狭く人を抜きにくい。ロードで頑張るしかないっしょ。
トレイルで粘る
トレイルは道幅が狭いので、追い越しにくい。これを生かし、トレイルは粘る。(渋滞させるのはマナー違反。後ろがついたら、譲りましょう。)