ウツローの考え、

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鹿児島在住・元ひきこもり・元ニート・ サブ3 へ挑む、

日本200名山 霧島山 高千穂峰 (標高1574m)に登山初心者が登る【空はこんなに青かったのか】高千穂河原コース

 高千穂峰坂本竜馬と妻お龍が新婚旅行で登り、天の逆鉾を引き抜いたことで有名です。高千穂河原から御鉢、高千穂峰と登る。今まで2度ほど登頂したが、ガスっていて頂上からの景色は楽しめていない。今回は晴天に恵まれ、頂上からの景色を楽しむことができた。登山客で賑わっていた日曜日。

高千穂河原駐車場

駐車料金は500円。

駐車場には避難壕(shelter)があった。

 火山であることを忘れず、注意して登りたい。

 スニーカーから登山靴に履き替え。ストレッチをし、カロリーメイトを食べ準備万端。いざ登頂スタート。

高千穂河原古宮跡

駐車場から歩いて十分後。霧島神宮古宮址に到着。

霧島市・鹿児島県 古宮址看板より
この看板の奥にある祭壇は、2代目の霧島神宮の社殿がかつてここに存在していたことを今に伝えています。ここにあった社殿も1235年の噴火で再び焼失しました。その後、現在の霧島中学校に仮の宮が置かれた後、霧島神宮は1484年になって現在の場所に移されたのです(現在の社殿は1715年に再建されたものです)。

(注釈、初代の社殿は御鉢と高千穂峰の鞍部にあり噴火で焼失した。後に詳しく書く)

 
 址にて安全に登山できることを祈る。

 登山道に戻る。石畳みの道、階段が続く。冬で木に葉はついていない。きつね色の世界を歩く。

 赤茶けた道へ変わり

御鉢への一本道


 御鉢への一本道が現れる。森林限界を抜ける。噴石のザレ場は3歩進んで、1歩下がるような場所だった。とにかく歩きにくい。

 歩幅を小さくしないと前進できない。足を使った。5分歩くと、ザレ場が終わり、

ゴツゴツした岩ゾーンになる。


 ザレバに比べ、足場が固いので歩きやすいが、岩の大きさがまばらだ。

 後10ほど登る

御鉢へ到着。


 火口の陰になっている部分には残雪があった。

高千穂河原ビジターセンター パンフレット から引用
御鉢は高千穂峰の西側で約1500年前から活動を重ねた成層火山です。山頂には直径約500m、深さ約200mの火口があります。明治・大正期(1800年代末~1900年代初め)には噴火を繰り返し、多くの被害を出しています。

馬の背


 稜線歩きは楽しい。しかし稜線の淵で滑落したらと思うと、ぞっとする。以前登った際、馬の背は台風並みに風が吹いていた。今日はあまり風は吹いてない。なんてったて天気良い。

 御鉢火口淵から20分ほど歩く

霧島神宮元宮へ着く。

霧島市・鹿児島県 古宮址看板より
 初代の霧島神宮は元々、高千穂峰と御鉢火山の鞍部にあったとされていますが、788年の御鉢の噴火で焼失しました。
 現在、その場所には神社の跡を示す鳥居と石碑が建てられています。


 元宮から20分ほど登っていく

高千穂峰


 標高1574m。

高千穂河原ビジターセンター パンフレットから引用
天孫降臨の伝説の残る高千穂峰は、とがった円錐形の山容が特徴的な火山で、約7000年前に活動を始めました。とがった山頂は、溶岩が火口を埋め立ててできた溶岩ドームです。山頂には天逆鉾(あまのさかほこ)があります。

天の逆鉾


 坂本竜馬が引き抜いたというエピソードがある。
 コンビニで買ってきたおにぎりを食べながら風景を眺める。桜島錦江湾、高隅山、新燃岳韓国岳などを見ると登ってきた甲斐がある。開聞岳はかすんで見えなかった。

山頂から飛行機を見下ろす


見えづらいが、右上に飛行機あり。

 山々を眺めていると、地上のほうから上へ上へと飛んでいく飛行機がいた。数分すると僕がいる高千穂峰(標高1574m)と同じくらいの高さになり、数分すると高さを越し、南のほうへと消えっていった。

 飛行機はいつも天を仰ぐ形、下から見ることだらけであった。飛行機雲はよく見る。
 鹿児島空港が近くにあり、高い山に登っているからこそのことだ。論理としてわかるが、不思議な感覚だった。

空はこんなに青かったのか?


 頂上からの空のグラデーションに心を奪われる。地上から空に向かって、空の色が白色→水色→青色→紺色へと変わる。空の色は水色のイメージだが、宇宙に近いので濃くなるのだろう。
まるで、歌川広重東海道五十三次を見ているようだった。
 
 来た道を引き返し、無事下山。

高千穂峰から御鉢を見下ろす

最後に

 登るときには誰にも抜かれることはなかった。しかし、下りるときにはたくさんの登山客に抜かれた。登りより下山が下手だと気付く。
 このことは僕のランニングと似ている。上り坂は好きだが、下りは嫌いだ。下りは膝にくる。衝撃を和らげるクッションが下手なのかもしれない。また、登りにスピードを上げすぎて、ばてたことも考えられる。まだまだ初心者なのだ。運連を積む必要がある。
 どこかの山に登ったらまたブログに書きたい。