ウツローの考え、

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鹿児島在住・元ひきこもり・元ニート・ サブ3 へ挑む、

第2回藺牟田トレイル20 アタック5完走【1周目飛ばしすぎ、3周目から撃沈】

 2021年7月4日に行われた藺牟田トレイル20 アタック5完走しました。外輪山特別コース1周約5.2㎞、累積標高約450mを5周しました。
【5周 距離:26km  累積標高:2,250m 制限時間:7時間30分】
 1周目を飛ばしすぎ、3周目に沈没しました。3周目、4周目、5周目はレッドブルと気持ちで登りました。

(※投稿写真については、大会当日ではなく、下見練習でとったものです。ご了承ください。)
第9回霧島・えびの高原エクストリームトレイルに向け、いい練習となりました。
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 大会前月に下見としてコースを2周しました。スピードを出さずに走り、1周1時間5分~10分ほどでした。船見岳の地獄の570段の階段を走らずに済むとなれば、1周1時間で、5周で5時間ぐらいで走れるだろうと思いました。


(↑船見岳の階段)


 問題は片城山、山王岳の登りです。

(↑片城山の登り)
 船見岳の階段はないとは言え、片城山は鎖場があり、手を使わないと登れない箇所があります。山王岳はだらだらとした登りが続き、足に来ると考えていました。

 前日の天気は朝は雨、昼から上がりました。当日の朝は曇りで、鹿児島市から運転中にポツポツとにわか雨がありました。前日の雨や。前日スタート組(アタック20、アタック15、アタック10)によってコースは、ぬかるんでいるのではないかと危惧していました。しかし、取り越し苦労でした。一部、滑りやすいトレイルありましたが、ぬかるみは一部のみでした。

第2回藺牟田トレイル20 アタック5 スタート

 参加人数は少なく、スタート地点では後方の位置に段取りました。スタート地点のロードからトレイルまで500mほど距離があり、後方からスタートし、ちょうどよい速さの集団に入ろうと思いました。

1周目、ちょうどよい集団についていく。【3周目で、ちょうどよい集団は、全然ちょうどよくなかったことに気づく】

 スタートし、ジョグペースに合う集団を求め、キロ7のスピードから徐々にスピードを上げます。10人ほど抜いて、キロ5分半ほどの集団についていくことにしました。そんなこんなで、トレイルへと進みます。トレイルはロードと違い、道が狭く、簡単に人を抜けません。集団に合わせ、進んでいきます。
 ロードのスピードを上げすぎた方が、「ゼーハーゼーハ―」言いながら、鎖場を登っていました。
「ゼーハーゼーハ―」さんを広くなった道で抜きました。

 緩い登りで、歩いているグループ(3~4人)を小走りで抜きました。
 なんだかんだで、ちょうどよい集団につきました。トレイル登り下りなど、早すぎず、遅すぎずで、ストレスなくついていきました。
 船見岳の地獄の570段の階段はなく、ロードで下ってスタート地点へ戻ります。トレイルでは集団で走っていました。ロードでばらけました。


 以下、ゴールまで、ほぼ一人旅となりました。(前日スタート組を抜く。アタック5の方に1周さを着ける、着けられるなどで、一瞬だけグループになるぐらい)

 ロードの下りで、3~4人に抜かれました。下りはスピードを出さないように決めていました。
(もともと下りが得意ではなく、スピードが出しすぎて膝に来るか。スピードを落としすぎてふとももにくるか。0か100のようになってしまいがちなので、)


 スタート地点へ戻ってきました。足は多少疲労はありました。残り4周分の体力はありそうです。


 しかし、1周目53分。
「あれ、速すぎないか。このペースで、さすがに5周は持たんぞ。」
 1周1時間。5周で5時間を目指していたので、ポジティブに貯金ができたと考えればよいのですが。ポジティブにとらえることはできず、2周目は1周目のペースより、少し落とすことにしました。

2周目、外が大分明るくなり、1周目登った坂の傾斜を目にしてしまう。

 1周目よりペースを落としたことで、下りのロードで抜かれた人たちと距離が離れました。鎖場のトレイルで、前方で人が登っている音はしますが、姿は見えず。平日のソロトレランと同じ形になっていました。
 1周目は、6時スタートで暗さがあったり、集団についていくだけだったので、何も考えずにトレイルを登っていました。2周目でだんだん明るくなってきたこと、ソロトレランになっていたこともあり、坂の傾斜が目に移ってしまいました。
 1周目、「意外ときつくないな」と思っていた坂が。2周目で「あれ、意外と傾斜あるじゃん」へと感情が変化していました。
 2周目は1時間で回りました。スタート地点に水、スポーツドリンクの補給場所がありました。2周目で1Lスポドリを飲み干したので、補給します。

3周目、一番きつかった。

 下見では2周しかしておらず、3周目は未知の世界です。そして折り返し地点になります。鎖場で太ももを上げようとすると、疲労がきていることが分かりました。1周目はペースが速かったとはいえ、何とかなりそうだと思っていました。しかし、ここにきて「飛ばしすぎた、あの集団、ぜんぜんちょうど良くないじゃん」と後悔し始めました。
 「もう折り返しなんだ。頑張れ」と強気な自分が鼓舞しますが。
 弱気な自分が「練習で2周しかしてないし、あと残り2周とちょっとあるんだよ。あと2回この鎖場を登らないといけないんだよ。霧島トレイルまであと3週間だよ。5周もしたら、疲れのこっちゃうよ。ここは3周目したらリタイヤしようよ。」と誘惑してきました。
 ペースは明らかに落ち、弱気な自分と格闘しました。3周目は1時間10分?ほどで。5周5時間は無理だと悟りました。スポドリは1周で1L飲み干し、また補給しました。補給後、本部の方から、レッドブルを1本いただき飲みました。

4周目、レッドブルで気を紛らわす。

 レッドブルを飲み干すと、体に高揚感がありました。鎖場でも足は上がりにくいですが、高揚感できつさが和らぎ、だましだまし進みます。アタック5の1位、2位、3位の方々に抜かれました。(1周差をつけられる)
 その中に女性の方がいらっしゃって、ラスト5周目でも、緩い坂は歩幅は狭いですが、ピッチを刻んで走っていました。もちろん、その女性とレベルは違います。練習量が足りてないです。週1トレイルでたかが10㎞走って満足してても、駄目だと思いました。距離を踏まないと自信になりません。
 竜石からの下りで、アタック5の方を抜き、1周差を逆につけました。

5周目、ラストだからと気を紛らわす。

「ラストなんだ。ラストだから。おいしいコーラを飲みたいんだろ。男見せろよ、男を」と自分を鼓舞し、動かないふとももを無理やり動かしました。
 5周目、あまり記憶がありません。なんとかゴール。時間は5時間オーバー。目標の5時間には、届かなかったです。

感想

完走後のコーラは最高。

 自販機にコカ・コーラがあったのは、下見で見ていたので、完走賞をもらった後、すぐ買いました。計算外だったのは500mlが売り切れで、350mlしか、置いてなかったことです。350であろうと、疲れた体にコーラは効きます。おいしいコーラを飲むためだけに走っているようなものです。

収穫。下り、平坦で走り続けられた。

下り、平坦では、歩くことなく走り続けられました。日ごろのロード練習の成果が出ました。下りでは、膝にくることなく、ちょうどよいスピードで走れたと思います。

課題。トレイルの登り、登れない。

 目標の5時間は、ハードルが高すぎました。トレイルの登りは2周目までは何とか登れていました。3周目から休みながら登り、そこが大きなタイムロスへつながりました。
 走れない登りをいかにして、無駄な力を使わずに登るか。藺牟田トレイル20では、ここが課題として見つかりました。霧えびに向け、まだ時間があるので、練習に励みたいです。