NB　フューエルセル　レベル V3 レビュー【ペガサスを超える万能シューズ】

NBの「フューエルセルレベル V3」は、ニット素材で足のフィット感が良い。ミッドソールは厚く柔らかく反発もある。足の接地感はなく、フルマラソン30㎞以降も足裏が痛くならない。適応ペースはキロ6分～キロ4分ぐらい。ジョグ、ポイント練、大会本番でも、使える万能シューズだ。

※ウツローのハーフマラソンのPBは90分。フルマラソンの目標はサブ3。150㎞ほど使った一市民ランナーの一意見です。異論は認めます。
「フューエルセルレベル V3」は、以下、「レベルV3」とする。

NB「フューエルセルプロペル」との比較
Nike 「ペガサス39」との比較
実走感想
まとめ
関連記事

NB「フューエルセルプロペル」との比較

uturou.hatenablog.com2年前に買ったNBの「フューエルセルプロペル」を購入。以下、「プロペル」とする。「プロペル」は20㎞ほど走り、結果的に足に合わなかったが、比較してみる。
※今発売中のTPUプレートの入った「フューエルセルプロペルV4」との、比較ではありません。ご了承ください。

クッション　引き分け

「プロペル」のミッドソールは「フューエルセル」が使われている。「フューエルセル」のクッションは、劣化した大きいタイヤの上で飛び跳ねている感覚だ。( ;∀;)伝わるかな？反発性はあまり感じず、衝撃だけを吸収する。

「レベルＶ3」のミッドソールは、同じく「フューエルセル」だ。同じ「フューエルセル」だが、「プロペル」に比べて柔らかい。

クッション性は引き分け。

スピード　　レベルV3 勝ち

「プロペル」は重く、反発が少ない。キロ5よりスピードを上げるには、無理やり足を回転させないといけない。キロ5分半～キロ7までの速さに最適。

「レベルV3」は、シューズが軽い。スピードを上げると、クッションが沈み込み、そして反発する。サブ3ペース(キロ4分15)で走っても、違和感なく走れる。

安定感　　　プロペル勝ち

「プロペル」は雨の日でもしっかりグリップした。

「レベルV3」はスピードが出やすく、沈み込む。グリップも「プロペル」に比べ、弱い。

Nike 「ペガサス39」との比較

uturou.hatenablog.com1年前に買ったNike「ペガサス39」。僕のジョグシューズであり、ケガ明けのスピード練に使っているシューズだ。

クッション　レベルV 3 の勝ち

「ペガサス39」はミッドソールに「リアクトフォーム」が使われており、クッション性はある。だが、地面との接地感がある。鹿児島マラソン2023を走った際、練習不足も相まって、30㎞以降足裏が痛かった。uturou.hatenablog.com

「レベルV 3」は、ミッドソールが厚く地面との接地感はない。いぶすき菜の花マラソンでは足裏が痛くなることなく、完走することができた。
uturou.hatenablog.com

スピード　レベルV 3 の勝ち

「ぺガサス39」はキロ4分半より速く走ろうとすると、重さが気になり始める。

「レベルV 3」は、速く走ろうとすると、「フューエルセル」が沈み込んで、反発してくれる。キロ４でも問題なく走れる。

安定感　　ペガサス39の勝ち

「ペガサス39」はクッションが固く、脚に接地感がある。

「レベルV3」は、クッションがやわらかく沈み込む。安定感は「ペガサス39」に比べ、弱い。雨の日は滑りやすい。

実走感想

ニット素材でフィット感よし。

アッパーはニット素材になっている。靴ひもを縛らなくてもよいぐらい。ピッタリと足になじんだ。
やはりジョースターの
血は　よくなじむ！

30㎞以降も足が痛くならない

ミッドソールが厚く、地面との接地感はない。いぶすき菜の花マラソンでは足裏が痛くなることなく、完走することができた。クッション性もあり、足全体の疲労も薄かった。

「ヴェイパー」の沈み込み　酷似

遅めジョグペース(キロ6)で走るとちょっと沈み込むが、反発はあまりない。クッション性のあるやわらかいシューズという印象。

しかし、インターバル走としてキロ4で走ると大きく沈み込む。沈み込みながら反発してくれるシューズに変わる。沈み込む感じは、NIikeの「ヴェイパーフライネクスト％2」に似ている。
uturou.hatenablog.com反発感は「ヴェイパーフライ」に負けるが、カーボンが入っていないシューズとしては大きい方だ。
「ヴェイパーフライ」をレースシューズとして使っている方におすすめ。