ウツローの考え、

ウツローの考え、

元ひきこもり。マラソン歴5年、サブ4.5ランナーかく語りき。

"なんちゃって" 「鹿児島・桜島 Trial Marathon Half 」走ってきた。

昨日、「鹿児島・桜島 Trial Marathon Half」が行われました。
僕、ウツローはエントリーしましたが、会社から「出るな」と言われ自主棄権しました。

大会翌日の今日、トライアルマラソンのほぼ同じコースを、ひとりで21.0975km走ってきました。
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コロナでマラソン大会がない中、舞い降りた希望

今シーズンはランニング桜島、いぶすき菜の花マラソン、鹿児島マラソン2021が中止となりました。
(オンラインマラソンとして、いぶすき菜の花マラソンは開催される。鹿児島マラソンは検討中。)


僕のランニングのモチベーションは、緩やかに低下していました。
走ることは相変わらず好きで、月に100~160㎞ほど、練習していました。

ラソンを始めた当初から目標の「サブ4」に向け練習しているものの大会がなく、ダラダラとジョグばかりしていました。

そんな中、10月、ランニング仲間から情報をもらいました。
「12月6日に桜島で、ハーフマラソンが行われる」ということでした。
天にも昇る思いでした。
オンラインマラソンには参加しているものの、緊張感、アドレナリンが出ず、物足りなさを感じていました。
1月のいぶすき菜の花マラソンに参加して以降、実際の大会に参加できてないです。


インターネットで情報を見てみると、コースはランニング桜島ハーフマラソンの後半のコースと重なっています。
重なってはいますが、逆回りでした。
後半のコースはアップダウンが続き、いつも苦しめられているイメージがあります。
タイムは期待できませんが、大会は大会です。
すぐにエントリーしました。
僕のモチベーションは急上昇しました。

大会での目標

僕のハーフのベストタイムは、2時間をやっと切れるほどです。
サブ4のためには、ハーフのタイムも速くしたいです。

10月に、トライアルマラソンではキロ5で完走という目標を立てました。
練習に張りができました。
練習ではただのジョグではなく、ペース走、距離走、インターバル走、ビルドアップ走、LSDなどをしました。
月に200㎞ほど練習するようになりました。


練習量が増え、目に見えて速くなっていることが分かりました。
今夏は、10㎞を50分切れるか、どうかぐらいのタイムでした。
しかし、11月になると10㎞をキロ4分半で走ることに慣れました。

「サブ4を通り越して、サブ3.5もできるのではないか」という自信もついてきました。


キロ5ペースでハーフは走れそうだと思ったので、10月に立てた目標を上方修正しました。

いっそのこと、ハーフをキロ4分半で行けるところまで、行ってみようかと目標を立てました。
練習では11㎞まで、キロ4分半を走っていました。
(10㎞を超えると、フォームがぐちゃぐちゃで、なんとかキロ4分半を維持している。)

自分の感覚では、大会によるアドレナリンで、キロ4分半で15㎞地点までは行けそうな気がします。
その後は、どうなるか知りません。(+_+)
アドレナリンと根性で、ゴールまでもたせるのか?
それともキロ5、キロ5分半までタイムが落ちるのか?

考えるとわくわくしました。
キロ4分半のペースで走る練習を増やしました。


天国から地獄へ

あれは11月の中旬のことでした。
ランニングの練習の成果が出始め、有頂天になっていたのかもしれません。
職場の休憩時間に、上司と話をしていました。

上司「ランニング大会とか今はないの?」
僕「コロナなんですけど、桜島でハーフがあるんですよ」

・・・・僕、(あっ!しまった。まずい。なんで言ったんだ。)
そのあとの会話は、ハーフマラソンは参加人数が少ないこと、走っているとき以外はマスクをつけなければならないことなど、自分で自分をフォローしました。


時すでに遅し でした。
コロナの第三波のはじまりで、世間がうるさくなった時期でした。
今もうるさいですが。

上司は、その上の上司に報告し、
結果は「出るな。」
身から出たさびです。口は災いの元です。


会社は「県外に出るな、飲みに行くな、天文館に行くな」と、コロナに対して警戒していました。
それを僕は分かっていながら、口が滑ってしまったのです。

目標の大会が自分のせいで、消えました。
ランニングは続けるものの、身が入らないです。

「コロナよ、なんとか落ち着いてくれ」、願いましたが。
感染人数は変わらず。

天使と悪魔

「出るな」と言われ、気落ちしている中、ある考えが3つ浮かびました。

天使は言います。

「大会の翌日に、桜島で同じコースを走ろう」
"なんちゃって" 鹿児島・桜島 Trial Marathon Half を開催するということです。
ガーミン245を着けてハーフを走り、

参加者ひとりで、感染のリスクがすくないです。
また、僕は12月にハーフのオンラインマラソンに参加しており、その計測にもなります。

天使の言い分には理解できます。
まっとうです。クリーンです。

悪魔はこう言います。

「会社辞めれば、走れるぞ」
「黙って、大会走れば、気づかないんじゃないか」
我ながら、悪知恵でした。浅はかでした。


悪魔の考えの辞職は、あまりにも短絡的で幼稚な考えでした。
なぜ自分がそんな考えが出てしまったのかが、残念でならなかったです。
すぐに考えを撤回しました。


「会社に背いて、黙って大会を走れば、気づかないんじゃないか」という考えは、問題点が3つありました。

1つめ、僕は嘘が下手なんです。
嘘を言うと、顔に出ます。
もし、上司が僕を疑って話を振ったら、バレそうです。


2つめ、インターネットで自分の名前を検索したら、マラソンの大会結果がヒットしてしまいます。
なぜ、こんなことになったのでしょうか?
個人情報保護、プライバシーの保護、うるさい社会なのに。

上司は調べる人でないと思いますが、(^_^;)


3つめ、バレた時の職場での信用が、ガタ落ちしてしまう。
当たり前のことです。


「大会翌日に走ること」、「会社に背いて走ること」は、僕を悩ませました。


「誰も気づかないって、そもそも外で走ることは蜜じゃない、大会でコロナに罹らないって」
悪魔がささやきます。

「いやいやいや、今まで会社で頑張ってきたじゃん。コロナはいつか終わる。大会もまた始まる。ここは我慢だよ」
天使がささやきます。


天使と悪魔の戦いは大会前日の21時15分まで、繰り広げられました。
そう、21時15分に戦いは終わりました。

21時にランニングを始めました。
公式大会の調整なのか?、"なんちゃって" 鹿児島・桜島 Trial Marathon Half の調整なのか?
よく分からないまま、走り始めました。

2.5㎞ほど走ったところでしょうか。
事件が起きました。
集中して走っていなかったため、左足首をひねりました。
痛みのため、走るのをやめ歩いて帰りました。

ここで、天使と悪魔の対決が終わりました。
明日は無理だ、あさってはあさって次第だ。

大会当日は、のんびりと家で福岡国際マラソンを見ていました。


"なんちゃって" 「鹿児島・桜島 Trial Marathon Half 」開催

足首の痛みはなかったです。
天気は晴れ、あまり寒くなかったです。風もなく、ランニング日和です。
桜島へ行く覚悟ができました。

桜島フェリーに乗り、いざ桜島

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右の建物は鹿児島水族館。桜島はうっすら見える。

桜島フェリーの乗客は少なかったです。
念には念をと、船内ではなくデッキの椅子に座っていました。

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手間へ海猿の船(海上保安庁の巡視船)、奥はどこ行きか分からないがフェリー

桜島フェリーに乗っているとき、ランニングプランを修正しました。
「キロ4分半で行けるところまで行く」は実際の大会でアドレナリンが出にくいから難しい、そして足首も痛みはないものの不安はあります。
安全策として、キロ5でハーフを走ることにしました。


ランニングコースの再確認も行いました。
鹿児島・桜島トライアルマラソンでは、1周5kmのコースを4周走り、残りの1.0975㎞を第三溶岩グラウンドを走るコースになっています。

大会ホームページを見ると、国道224号をコンビニエンスストアまで下りず、途中で左折しています。
僕は左折場所が、いまいちピンときていませんでした。
走っている最中に迷子になるよりは、わかる道を走った方が良いと思い、国道224号をコンビニエンスストアまで下りることにしました。


個人が勝手に溶岩グラウンドを走ることはできません。
グラウンド使用料としてお金を払う必要があります。
僕はお金を払いたくないのでグラウンドを走らず、足りない距離を5周目として走ることにしました。


そうこうするうちに、桜島に到着。
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コース近くにある桜島マグマ温泉さんに、温泉に入る代わりに、自分の荷物を預けていただきました。
ありがとうございます。(#^^#)

ランニングシューズはナイキのペガサス37です。
クッション性が良く、長距離を走ってもダメージが残りにくいです。

自分のタイミングでスタート

準備運動をはじめ、コース近くの椅子にスポーツドリンクを置き、スタートする。
足首の痛みもないです。距離を重ねたらどうなるかは、疑問が残りました。

1㎞目はペースは4分49秒。だいぶ速い。
スピードを少し落とし、時計とにらめっこしながら、2周目以降はキロ5ペースをつかみました。

コースは分かってはいたことでしたが、アップダウンはなかなかのものです。
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1周目を走って、距離は4.5㎞ほどでした。
それなら2周で9㎞。
4周で18㎞と計算が分かりやすかったです。
5周目は、21.0975㎞-18㎞ 走ればよいと分かりました。


1周目走った感じは、体は悪くないです。
足首も痛くないです。
めちゃくちゃ絶好調というわけでもないです。

2周目も、1周走ったので、コースが分かり気持ちに余裕ができていました。

3周目、4周目、上り坂でスピードが落ちているように感じました。
1㎞目以降は、1キロのラップは4分50秒~5分5秒ぐらいの間でした。

最後の5周目、太ももが重くなっていました。
今までのアップダウンで足を使っていたと思います。
19㎞で油断していたらキロ5分12秒まで、落ちていました。
「これはいかん」と自分に喝をいれ、ゴールまで、スピードを上げました。

無事にゴール。

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ゴール後は体操、ストレッチをし、マグマ温泉に入りました。

帰りの桜島フェリーでうどんを食べ、帰宅しました。
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行きと同じ光景

大会での収穫

平均1キロを4分58秒ということで、目標を達成しました。
非公式ではあるものの、ベストタイムが出ました。

練習でハーフの距離を走ったから?厚底のおかげ?なのか足にダメージがあまりなかったです。


今回ハーフを走ってみて、今の力ではキロ5で30㎞までは走れるかもしれません。
しかし、フルマラソンは走れないだろうと感じました。
したがって、サブ3.5までは、まだ遠いです。

サブ4ならできると思います。
(↑やってみないと分からないだろう。偉そうに)

何といっても、信用を守りました。
悪魔の誘惑に勝ちました。


僕は今日、僕にとっての勝利を手にしました。